めめめめめ

ネタバレと考察と深読み

鬼龍院さんがあたしの神様だった話

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きっと鬼龍院さんはこんなこと望んでいないと思う。

「僕だって人間だから、神様とか言われるのは嫌だ」「人間扱いして欲しい」ってどっかで言ってた気がする。

 

でも、あたしにとっての鬼龍院さんって生きてる神様でそう感じた瞬間が明確にあるからどうしても鬼龍院さんを神様って思ってしまう。

忘れないうちにそのときのことを書いておこうと思う。

 

鬼龍院さんからのありがたい言葉なんてのはひとつもありません。



 



ひとつめ

 

確か2017年とかそのへん。

当時、あたしは「なんで働くのかな」って思ってた。

定期的にくる病み期みたいな感じで、ただただ同じ毎日を過ごすのに飽きてきてた。

 

そんな真冬の日。

いつものように音楽を聴きながら歩いて、いつものようにJRに乗って出勤する。

仕事が早朝からなので列車の中はほとんど誰もいなかった。

あぁ、きっとこんな毎日が続くんだろう。

ひとりでもなんとか生きていける、趣味もある。

 

ずっと下を向いて歩いていたけど、顔を上げて窓の外に視線をやると真っ白な雪が積もってて、朝日でキラキラしてた。

 

イヤホンからは「同じ日記」の二番のコーラス。

 

死んでるように

何もしないで

今日も昨日と

同じ日記

 

あぁ、完全に見透かされている。

そう思った。

コーラスのメロディラインがが天使のファンファーレみたく聴こえた。

明るくてまぶしい真っ白な光に照らされて、天啓のように聴こえた。

 

できればもちろん戦争なんてやってほしくはない

できれば争いもなく平和な世界でいたい

けれど好きな歌手馬鹿にされたらすぐにキレる

なんかそれ宗教みたい

 

はっとした。

働かなきゃって思ってるのも宗教じゃないか⁇

働いてるだけで何者かになったように安心しているんじゃないか??

 

同じ日記にしているのは自分じゃないか。

 

何者にかになりたいんだろう??

今いる場所で努力もしないでなれる訳ないだろう??

そう言われてる気がした。

 

じゃあ同じ日記を書かないように今いる場所でとりあえず生きてみよう。

 

そう思ったから今の自分があります。




ふたつめ

 

MUKASHI NO KINBAKUのツアーファイナル。

横浜アリーナに参戦したとき。

運よく結構前の方の席だった。

 

ライブで遠征なんて初めてで見知らぬ土地でひとりで参戦。

もちろんライブは楽しかった。

周りの人が知らない人でも、共通点が絶対にあるっていう空間。

 

ライブの中盤くらいに、トロッコに乗ったメンバーさんが後ろの方に移動することがあった。

そのときの「ギーガー」で見た光景が今でも忘れられない。

ひとりで参戦してたので結構早めに自席についてたので、あんなに人がいるなんて思わなかった。

大人数が老若男女入り乱れて、自分の意思で同じ動きをしてる人(ひとたち)がひとところに集まるなんて。

 

宗教じゃないか。

 

全員、ゴールデンボンバー

ゴールデンボンバーを創った鬼龍院さんを

信仰している。

 

やっぱり鬼龍院さんは神様だったんだ。

そう確信した瞬間でした。




そして、昨日2021年9月4日鬼龍院さんから入籍・結婚の報告がありました。

 

鬼龍院さんは人間でした。

神様ではありませんでした。

 

わかってた、わかってたはずだった。

ずっと神様のふりをしてくれると思ってた。

 

そんな勝手な期待を自覚させられた。

 

ファンとアーティストそれだけだった。

いつの間にか、それを超えた絆みたいなのができてるって勝手に勘違いしてただけだったんだろうか。

本当に絆があったのかもしれないけど、今は信じられない。

 

彼はあたしにとって天啓のように歌をうたう神様のはずだった。

 

ファンであるあたしが彼をしあわせにできるって心底信じてた。

でも、違った。

ただの勘違いで思い上がったファンだったってだけ。

それだけ。

 

あたしは、また彼と彼らと新たな関係を築いていけるのだろうか。

 

確かにゴールデンボンバー鬼龍院翔の一つの時代が終わったように感じた。





ゴールデンボンバー

第二幕の

はじまり、はじまり。




幕が、上がる。